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昔語りの夕べ 
天童温泉の恒例行事として、すっかり定着した「昔語りの夕べ」。春は4月から6月まで、秋は9月から11月まで、年に2シーズンそれぞれ毎週土曜日の夜に行っています。



昨年から、温泉街にある二つ足湯を会場に行ってきましたが、10月以降は夜に冷え込むこともあり、各旅館持ち回りで開催しています。

今日が今年の最終日で、当館が会場当番です。



囲炉裏に炭を入れて、天童昔語りの会の皆さんのお話を聞きました。わかりにくかったところもあったのでしょうが、山形弁の解説もあり、県外のお客様には結構楽しんでいただいたようです。



今日は、林会長のほか4人の語り部に味のあるお話をしてもらいました。毎月1回開催の若松観音の「縁結び祈願祭」でも、観音堂で始まる前に縁結びにちなんだ語りをしてもらっています。

来年は天童温泉開湯100周年。「この取り組みを、さらに盛り上げていきたい」と、会の人たちは張り切っています。

| 湯の香 松の湯 | 21:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
出羽の三森・踏査
毎月1回開催している、「舞鶴山創造ネットワーク」の研修会。今日は、八幡山と越王山(こしおうやま)を会員で踏査してきました。



舞鶴山は、天童公園として一般的に親しまれていますが、隣接するこの二つの山は、天童市民でも意外に登った人は少ないはず・・・。この三つの山を総称して「出羽の三森」(でわのみつもり)といっています。



今日登った山は、どちらも標高210〜220mほどの小高い山ですが、残念なのは雑木が茂って山頂からの景色が見えにくくなっていること。

「ここからそこまで伐採すれば、最高のビューポイントになる」、「舞鶴山は、この角度から見ると形よく見える」 など、参加者の思い思いの感想を述べ合っています。



舞鶴山と同様に、この二つの山も戦国時代は山城の機能を有していたとのことです。遊歩道の整備と眺望の確保をすれば、すばらしいトレッキングコースになります。
これからが楽しみです。



山から下って、越王山の麓にある長龍寺に立ち寄り、手入れの行き届いたすばらしい庭を拝観しながら、おいしいお茶をいただきました。

(注)このお庭は、越王山の斜面を活かした回遊式庭園ですが、一般公開しているものではありません。



| 湯の香 松の湯 | 21:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
今が見ごろ 大輪の菊
暦のうえでは立冬に入ったのですが、玄関前に飾っている大輪の菊は今が見ごろを迎えています。飾ったときにはまだ心もとない花の姿だったものの、今では中心部が盛り上がって、花びらが幾重にも重なったボリューム感のある花の姿になっています。



昨日、この菊をお借りしている森山さんが花の状態を見に来てくれました。「まだ、全然傷んでないね」とのこと。例年の今ごろは、一つひとつの花に鋏を入れて、断髪式ならぬ切り取り作業に入るのですが、今年は花のスタートが遅れた分、遅くまで観賞できます。



背の低い「福助」を新たに持ってきてくれました。
お客様がチェックアウトの際、この花の前で記念撮影をおすすめしています。旅の思い出に、 いかがでしょうか。

| 湯の香 松の湯 | 12:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
森の若返り
最近、里山の広葉樹林がナラ枯れの被害を受けていると、新聞などで報道されているのが目につきます。主に日本海側の地域で発生しており、いよいよ天童でも被害が拡大しているということです。



今日は、市内三つの財産区議員の研修会で、天童高原にやってきました。市の担当者から、ナラ枯れの樹木の被害状況と防除方法の説明を受け、今後の対策を聞きました。

 

かつて里山の広葉樹は、約20年サイクルで伐採され、薪や炭などのエネルギーとしてどこの家庭でも利用してきました。それが、石油やガスなどにシフトし、樹木の伐採が進まず老木化したため、原因の虫(カシノナガキクイムシ)の集団発生が起きているということです。



誰が悪いわけでもなく、戦後のライフスタイルの急激な変化が生んだ歪みのようなもの・・・。
根本的な解決策は、もう一度広葉樹を伐採して森を若返らせ、その木材を有効利用していくことなのでしょう。


| 湯の香 松の湯 | 21:33 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
杉山の巡視
冬を迎えるに当って、地元の津山財産区では、今年最後の山の巡視を行いました。林道を上っていくと、山の間から、初冠雪の月山が正面に見えてきます。



ここは、若松観音の参道から東へ分け入る林道。いつも見慣れている山でも、立ち止まってじっくり眺めると、なかなかいいものです。



もうすぐ、平地でも初雪が降る頃となりました。津山財産区の杉山も、昨年の間伐を終えて、すくすくと順調に生育しています。



今年は雪が多いのか少ないのか・・・。春の芽吹きの時期がくるまで、この場所ともしばらくお別れです。
 

| 湯の香 松の湯 | 20:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
熊野古道視察研修 3
いよいよ最終日となりました。三日目は、熊野川セラピーコースの体験と熊野三山の速玉大社(はやたまたいしゃ)、那智大社の参拝です。午前6:20にホテルのロビーに集合し、バスで熊野川まで移動。2班に分かれて、1時間半の舟下りからスタートです。



早朝の川の上は冷えるので、一人ひとり湯たんぽとひざ掛けが用意されています。朝食は、舟の上で 弁当が配られました。



途中、大きな柱状節理の岩に接岸し、上まで上りました。熊野川の水は青く澄んで、周りにはゴミ一つ落ちていません。まさに清流です。川魚が豊富にいるのでしょう。川鵜や青鷺が多く生息しています。



ガイド役の熊野セラピストさんが、舟のエンジンを止めて竹笛を演奏してくれました。まもなく太平洋に注ぐ最下流域の河口です。舟を降りると、速玉大社が目の前です。



ここは那智大社へ続く「大門坂」。熊野古道の中でも風格ある人気の石段です。杉の巨木が参道沿いに連なっています。



参拝を終えて、下りも歴史ある長い石段が・・・。源頼朝の寄進だそうです。この階段を下りると、那智の大滝があります。

意外にも、古道を歩いていくうちに、自分勝手に思い描いていた熊野のイメージが徐々に払拭され、「天童周辺の自然や景観、歴史・文化も決して捨てたものでないぞ」と、ごく自然に思えるようになってきました。観光圏をよりどころに、もっと近隣の観光資源をつないでいく作業がまだまだ足りないことに気がつきました。



今日の研修は帰途につく都合上、午前中で終了です。三日間の研修は、変化に富んだ体験内容で、熊野のよさをダイジェスト版で十分満喫することができました。

来年は天童温泉開湯100周年の記念すべき年を迎えることになります。またとないこの好機を活かして、新たな天童の観光のあり方を大いに議論し、これから健康ウォーキングなどにも対応できる温泉地を目指していきたいと思っています。

この実り多い視察研修で、三日間ご指導いただいた熊野古道関係者の皆様、そしてこの研修を企画してくださった上山市の皆様に、心から感謝申し上げます。




| 湯の香 松の湯 | 08:50 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
熊野古道視察研修 2
研修二日目です。「熊野で健康ラボ」では、多くの健康ウォーキング客の入り込みがあり、全国で唯一の「ヘルスツーリズム」における成功事例と言われています。



午前6:30にホテルのロビーに集合し、河川療法と早朝ウォーキングの体験プログラム。温泉街に沿って、川底から温泉が湧き出る大塔川が流れています。ここは、熊野温泉郷のひとつ川湯温泉。2日間ともみどりやさんにお世話になりました。



まずはじめに、熊野本宮館でウォーキングのレクチャーと健康チェックを受けました。血圧、ストレス度、筋肉の硬さなど、簡単なチェックです。



今日の予定は、中辺路7キロを歩き、目指すは熊野本宮大社の正式参拝。発心門王子(ほっしんもんおうじ)が出発地点のこのコースが、一番人気だそうです。上山の横戸市長もいっしょに歩きました。



古道の途中にある主要な史跡や仏像のいわれを、一つひとつ丁寧に説明してもらいました。「百聞は一見に如かず」のことばどおり、自分の目で見て、実際その足で歩いてみると、伝わってくるものが確かにあります。

そして、何よりも聖地を求めて訪れる旅人をあたたかく迎え入れる人と仕組みが、そこにありました。



お昼は伏拝王子(ふしおがみおうじ)の茶屋で、昼食休憩。温泉コーヒーとヘルシーな熊野古道弁当をいただきました。



こんな風に、道路のガードレールを使ってストレッチを行いながら歩きます。
途中、ヒノキの森の中へ入ってリラクゼーションプログラムを体験。ゆらゆらとゆれるヒノキの枝を下から見上げながら、しばしリラックスタイムです。



500メートルごとに立てられた道標をたよりに歩いていきます。日が暮れる前に大社へ無事到着し、社殿の中で正式参拝を行い今日のプログラムを無事終了。

「熊野古道」、その歴史の重みとスケールの大きさを肌で直接感じ、「さて、天童でこれから何ができるのか」、自問自答を繰り返しながら古道を歩いてみました。

夕食時の懇親会では、地元田辺市の市長にもご出席いただき、熊野関係者との交流を深めることができました。

明日はいよいよ最終日です。

つづく


 
| 湯の香 松の湯 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(2) | pookmark |
紅葉川渓谷 冬の気配
その名のとおり、紅葉の時期に賑う「紅葉川渓谷」。山寺駅から車で12、3分のところにあり、時間的には山寺経由のほうが早く行けるのですが、はじめての方は天童高原経由で往復したほうが道幅も広くて安全です。



今年は夏の暑さのせいで、きれいに紅葉しなかったようです。赤よりも黄色っぽい色が目立ちます。その紅葉も盛りを過ぎ、大分落葉していました。
面白山高原駅の改札口から階段を下っていくと、 「毘沙門倉」という不思議な形をした天然岩があります。



まるで、鬼が大きな石を積み上げたように所々に空洞があり、下から見上げるとその迫力に圧倒されます。



この岩の反対側に、「霰滝」(あられだき)があります。シーズン中は、この滝を見ながら「いも煮会」をする人も多く、石を集めて作ったかまどの跡があちらこちらに残っていました。

そんないも煮のシーズンも終わり、一気に冬の気配が近づいてきます。


| 湯の香 松の湯 | 16:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
熊野古道視察研修 1

温泉を利用した滞在型の保養地づくりに、市を挙げて取り組んでいる上山市では、3年ほど前から和歌山・熊野のみなさんと連携して研修を続けています。

今年からスタートした、山形・村山地方7市7町連携の「めでためでた♪花のやまがた観光圏」の縁で、我々天童チーム(4名)もこの度の先進地視察研修に参加する機会を得ました。



目的地は、 以前から一度は訪れてみたいと思っていた、世界遺産「熊野古道」。現地の財団法人和歌山健康センター「熊野で健康ラボ」の皆さん方から、3日間つきっきりで指導していただきました。



初日は、熊野三山の神域の入口「滝尻王子」(たきじりおうじ)、そして「継桜王子」(つぎざくらおうじ)周辺を歩くことからはじまりました。



継桜王子の境内には、野中の一方杉という巨木が9本立ち並んでいます。全ての枝が熊野那智大社に向かっているので、「一方杉」。南方熊楠が心血を注いで、政府の伐採計画から守った有名な杉です。



初日から、古道の歴史の重みとスケールの大きさを直接肌で感じました。二日目はいよいよ中辺路(なかへち)というモデルコースを、7キロほど歩くことになります。

つづく

| 湯の香 松の湯 | 12:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
あの赤い葉っぱは?
この時期、「あの赤い葉っぱの木は?」と、よくお客様から聞かれます。メゾネット客室棟前のヤマボウシが真っ赤に色づいています。



残念ながら中心の幹の部分は枯れてしまいましたが、周りの枝が元気に伸びた株立ちの姿になっています。5月下旬に、花びらに似た純白の総ほうで包まれた花が咲きますが、雪を被ったようなその姿とは対照的です。



離れの濡れ縁から見るとこんな感じです。
先日の強風でサクラの葉っぱは大分散ってしまいましたが、ドウダンツツジやカエデとともにこのヤマボウシの葉は今がちょうど見ごろを迎えています。



暦のうえではまもなく「立冬」。冬の気配が現れてくるころ。温泉街から東に見える山々の紅葉もすすんできました。 


| 湯の香 松の湯 | 08:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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