カテゴリー:
Page: 1/3   >>
はるか京と江戸から伝わる雛文化
旧東村山郡役所資料館では、第14回「天童の雛飾り」を開催中です。この資料館は、当館から車で10分弱のところ。
この建物は、ステンドグラスに象徴されるように明治時代の洋館で、県の文化財に指定されています。



1階が天童織田藩や明治以降の天童の歴史資料が展示され、2階が企画展示室。ここで4月5日まで雛飾りを行っています。



土曜日とあって、見学者で賑っていました。会場では、職員の皆さんが観賞のポイントを丁寧に説明してくれます。

特に江戸時代の天童は、紅花栽培と最上川の舟運それに羽州街道の宿場町として栄え、京の華やかな文化だけではなく、陸路を通じて江戸からの文化も入ってきたといいます。



この江戸時代後期の五人囃子は、上の段のものが京雛で下の段が江戸で作られたものだそうです。上の段は見るからに子どもっぽい顔立ちですが、下の段のメンバーは若者風イケメン揃い・・・。

時代背景だけでなく、京都と江戸の作風の違いなどを比較しながら見ると、より味わい深い観賞ができるかもしれません。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅館へ
| 湯の香 松の湯 | 12:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
雪どけを待つ若松周辺
若松観音まで所用で出かけました。道路は日陰を除いてすっかり乾いているのですが、やっぱり山は違います。観音堂の周辺には雪がまだのっそりと残っていて、ところどころ滑りやすくなっているので注意が必要です。



などと言っている小生も、思わず「ツルッ!」。とにかく油断は禁物。

足元の安全確保には必需品の除雪機も今シーズンは結構働きました。もうすぐ3月を迎えますが、寺の話ではまだ格納できないとのこと。シーズン最後にドカ雪が降ることがあります。



先月まではチェーン付きか四輪駆動の車しか上れなかった道路も、今はこんな状態です。



まわりの雪が完全に消える頃には、若葉が芽吹き山菜の季節を迎えます。
若松にお出かけの際は、お声掛けください。参拝順路を書いた手づくりマップを差し上げます。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅館へ
| 湯の香 松の湯 | 15:40 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
雪囲いから開放されて・・・
最近どうも気になっていたのが、メゾネット客室前のサザンカの雪囲いです。冬の間は枝折れなどしないように、大切に雪から守ってくれた雪囲いですが、こう雪が降らない日が続くといかにも窮屈そうに見えてきます。



大浴場へ行き来するたびに、廊下から見えるこのサザンカ。花も次々に咲いて、その数も目立つようになりました。



そこで、一足早くきつく縛った囲いを解いてやることにしました。やっぱり、この方が見た目もいいでしょう。
やわらかな日差しを浴びて、のびのび・・・。花も喜んでいるようです。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅館へ
| 湯の香 松の湯 | 09:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
倉津川 しだれ桜 散策マップ
温泉街の北を流れる倉津川の両岸には、しだれ桜が植えられており、舞鶴山とともに天童の桜の名所となっています。

天童温泉組合では、この開花の時期にあわせて、ライトアップを行っています。昨年は新聞やテレビの取材もあったので、結構注目を集め花見のお客様で賑いました。

今年は天童市の全面的な協力で、区間の延長や複数の橋の欄干を朱色に塗装し、風情ある演出も取り入れ、ライトアップ初日には点灯式も行う予定です。



組合でも、宿泊のお客様をご案内するために「散策マップ」を作成することになり、ようやくその原稿が出来上がりました。予算の関係上、小生の手書きマップです。

来月後半には各旅館に配布し、お客様にお配りする予定です。

・ライトアップ期間 4月15日(水)〜5月6日(土)
・点灯時間 18:30〜22:00



上の写真は昨年4月に撮影したもの。また、近くなったら詳しい内容をお知らせします。お楽しみに・・・。                

にほんブログ村 旅行ブログ 旅館へ
| 湯の香 松の湯 | 10:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
てんどう雪駄
第43回県写真展が、来月の22日まで山形美術館で開催中です。開幕に先駆けて審査会が行われ、昨日の山形新聞に入賞した12作品が発表されました。



見覚えのある人が写っています。天童市内の下駄屋さんです。当館でも、彼とそのお父さんが作った雪駄を販売しています。これまでお父さんから手ほどきを受け、最近は一人で頑張っているようです。

この雪駄は「八つ折雪駄」といって、底の部分がカットチーズのように、左右それぞて4箇所ずつ切れ目が入っています。したがって、歩いたときに足にフィットしてやさしい履き心地・・・。



天童産の桐材を使っています。昔船乗りが、揺れる甲板の上で作業靴代わりに履いていたといいます。滑らず、動きやすいのだとか・・・。

今は、おしゃれな鼻緒をつけて、これからの季節素足で歩いてみてはいかがでしょう。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅館へ
| 湯の香 松の湯 | 21:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
水墨画展
天童の表具師伊藤さんが、2月20日から3日間にわたって、JR天童駅に隣接する市民プラザで水墨画の個展を開催しました。本人から直接案内をいただいていたので、最終日の昨日駆け足で観賞してきました。



この人が伊藤さん。チョンマゲ風の髪型がトレードマーク。年齢的には小生の大先輩ですが、彼とは個人的にも以前からお付き合いがあり、当館でも表具の仕事でお世話になっています。

岩絵の具や顔料を使って月山和紙に描いたのがこの絵。水墨画とは一味違った鮮やかな色が印象的です。



寒河江の慈恩寺を描いた、50号のこの水墨画は迫力があります。

本業の表具の世界では、県組合の代表を務め後進の指導に当るかたわら、天童市文化団体協議会の事務局長も兼務するなど、公私共に多忙な人です。



その彼がこれまで制作した作品の中から、美術展に出品したものを中心に70点の絵画を展示しました。しかも、額装から掛け軸までいろいろです。

駆け足の観賞では、もったいない気がしました。今度はじっくり時間を気にせず楽しみたいものです。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅館へ

| 湯の香 松の湯 | 15:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
杉を挽く
先日、「うま」を作りました。うまとは木材を加工したりするときに使う作業台のこと。
ホームセンターから金具を買ってきて、うまい具合に完成しました。

道具ができれば実際使ってみたくなるものです。早速愛用のチェンソーに燃料とオイルを補給して、いそいそと山に出かけました。



昨年伐り倒しておいた杉の木を、150センチ程の長さに玉切りしてうまにのせます。製材用のチェンソーアダプターを使って、厚さ3.5センチ(厚さは自由に調整できる)の厚めの板を製材しました。

このアダプターは優れもので、現場で直接丸太から板に製材することができます。
経費をかけずに、間伐材を有効活用できないものかといろいろ調べていくうちに、このアダプターを見つけ出しました。



あくまで趣味の領域ですが、棚板やベンチを作ったり、いろいろ実用品としても活用しています。

興味のある方は、館主にお尋ねください。時間があれば実演も可能です。(笑)



木を挽いていたら、小鳥が一羽寄って来ました。チェンソーの音に反応したのか、杉の香りに魅かれて来たのかわかりませんが、恐がる様子もなくこちらを見ています。
ツグミの仲間でしょうか。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅館へ

| 湯の香 松の湯 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
舞鶴山をまちづくりに生かす
昨年旗揚げした「総合まちづくり天童」。きのう当館で理事会が開催され、小生も理事の一人として会議に出席しました。

温泉観光地としての立地と資源を生かして、総合的に天童のまちづくりを進めようとするNPO法人です。メンバーの構成も、市議会議員、市役所職員、元教員、果樹農家、自営業といろいろです。



特に天童古城である舞鶴山に光をあて、学術的な調査活動をすすめると同時に、四季折々の魅力を引き出し、さらに人々に親しまれる山にしていこうと、これからの具体的な活動計画を話し合いました。

桜の名所であるこの山全体の将来構想を打ち立て、古城整備と一体的に魅力的な桜の再整備を図っていこうという前向きな意見も多く出されました。

樹齢数百年の「エドヒガンザクラ」が新たに天童市の天然記念物に指定されるのを受け、桜に対する市民の意識も高まってくるでしょう。



懇親会では、杯を酌み交わしながら、皆さんの舞鶴山にかける熱い思いが語られました。

「歴史から学ばなければ、未来は見えてこない・・・」という川崎理事長の言葉が印象に残りました。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅館へ
| 湯の香 松の湯 | 09:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
三人官女
いよいよ「天童雛飾り」がスタートしました。松の湯の雛飾り15人揃いの中から、今日は「三人官女」のご紹介です。
そもそも、官女(かんじょ)とは宮中に仕える女官のこと。



一体一体、顔の表情が微妙に違うのがおもしろいです。まずは銚子を持った官女。



三方を捧げ持つ官女。この人だけ眉毛がありませんが、既婚者だからなのでしょうか。



そして、長柄の銚子を持つ官女。
いずれの官女も、浮世離れした?美しさ・・・。人形の顔の表情や衣装、持ち物などをとおして、宮中での華やかな生活に思いをはせるのも、お雛様観賞の楽しみ方のひとつです。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅館へ

| 湯の香 松の湯 | 09:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
春めく山寺
2日間降り積もった雪が、薄化粧を施したかのように山の景色を美しく見せてくれます。
晴れ渡る空の青とまぶしい白い雪のコントラストが、とても清々しく感じられました。



山寺を流れる立谷川(たちやがわ)の上流。これから本格的な春を迎え、山々から沢に流れ込む雪解け水で水かさを増していきます。

雪の山寺も、もうすっかり春めいてきました。



立石寺の先にある千手院(最上三十三観音第2番札所)の前の道路も、春の小川のよう・・・。さらさら音をたてて流れています。



冬眠中のJR山寺駅のあずまやも、本格的な春の訪れを待ちわびているようです。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅館へ

| 湯の香 松の湯 | 19:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

Calendar

Entry

Category

Comment

Trackback

Archives

Profile

Links

Others

無料ブログ作成サービス JUGEM

Search

Mobile

qrcode