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長瀞のお堀
天童市の北隣に東根市があります。「とうね」ではなく、「ひがしね」と読みます。さくらんぼ「佐藤錦」の発祥の地。

町ぐるみでさくらんぼにこだわっていて、「東根温泉」を「さくらんぼ東根温泉」、駅の名前も「さくらんぼ東根駅」に変更するなど、とにかく何でもさくらんぼ・・・。



この東根市の西部地区に長瀞(ながとろ)という古い集落があります。戦国時代、ここは「天童八楯」のひとつ。この八楯は、舞鶴山の天童氏を盟主に同盟を結んだ、8人の領主(城)のこと。



いまでも、当時のお堀が残っていて、子供たちが自由に釣を楽しんでいます。
この辺りではあまり目にすることのできない、独特な親水公園・・・。風景が町に溶け込んでいます。

お盆には、「二の堀灯ろう祭り」が開催される予定です。今年は天童市と同じく、市制施行50周年の年。規模を拡大して行われるそうです。



お堀の南の一角に、旧長瀞村の「火の見やぐら」。何ともレトロです。こういうのを見ると、ついカメラを向けたくなります。
東根市になった今でも、ちゃんと機能しているようです。




| 湯の香 松の湯 | 19:37 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
もみじの記念植樹・・・
舞鶴山は、昔から桜の名所として、また市民の里山として親しまれてきました。
標高241m、気軽に散歩も楽しめます。



この山の西側中腹に、昔の矢場跡があります。人間将棋も、最初の頃はここでやっていました。この滑り台の上の方から、試合を観戦した記憶があります。

この木立の中に、「もみじの植樹記念碑」がひっそりと建っています。



大正11年に、天童尋常高等小学校の子供たちが、植物園からいただいた、たくさんのもみじの苗木をこの地に植えたのだそうです。

山形県を代表する民謡、花笠音頭の「♬花の山形 もみじの天童・・・」の歌詞に出てくるもみじが、実はこの舞鶴山のもみじが元になっているのだとか・・・。

当時植えた子供たちの名前と、植物園に引率した先生の日誌の一文が、碑に刻まれています。小生の伯母の名前も載っています。



昭和52年に古希のお祝い(数えで70歳)でこの記念碑を建てたようです。みなさん、すでにお亡くなりになっていますが、当時の様子を話してくれた元気な伯母の声がよみがえってくるようです。


| 湯の香 松の湯 | 17:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
火鉢の中のスズムシ
7月も残すところあと2日・・・。松の湯のスズムシ飼育も順調にすすんでいます。
ナスやキュウリ、粉末のスズムシのえさ、それから水を毎日たっぷり与えて、すくすく元気に育っています。



毎年、玄関ロビーや大浴場前の通路において、その鳴き声をお客様から聞いていただいています。BGMと勘違いされるお客様も多いのですが、実は生演奏・・・。

スズムシが産卵した飼育鉢を、昨年小屋に入れて冬越しをしました。春になって、水をやり孵化に備えます。



先月、卵からかえったスズムシが、元気よく動きまわっています。鉢の中に炭を入れていますが、どういうわけか、まとまって炭のまわりにはり付いています。
黒いものが好きなのでしょうか。

成長期にあるスズムシは、まだこんな大きさ・・・。ライターと比べて見てください。



コオロギが庭で鳴き出したので、何回か脱皮を繰り返し、来月になればそろそろスズムシの声も聞かれるかもしれません。



| 湯の香 松の湯 | 17:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
雨の中のライトアップ
7月26日から始まった「山寺ライトアップ号」。昨晩、小生もお客さんにまじって乗車しました。

あいにく出発のときにはどしゃぶりの状態で、天童温泉からの参加者もわずか・・・。

にもかかわらず、立石寺の副住職清原さんが、根本中堂を開けて準備をして待っていてくださいました。
有難いというよりも、なんだか申し訳ないような気持ちです。



国宝の根本中堂も正面からライトアップされて、荘厳な雰囲気が漂います。

堂内へ入ると、ろうそくの灯りがまわりをやさしく照らし、穏やかな気持ちになれます。

外陣で山寺「立石寺」(りっしゃくじ)の成り立ちの説明を受けたあと、参拝記念に「散華の花びら」と「四寺廻廊」のパンフレットをいただきました。



その後、内陣にも入れていただいて、仏像や不滅の法灯を間近に拝見・・・。
かつて織田信長が、天台宗の本山である比叡山延暦寺を焼き討ちにしたことによって、不滅の法灯が途絶えてしまいました。
比叡山の復興後、本山から分けてもらった不滅の法灯を、山寺から再び本山へ分灯したという歴史があります。

残念ながら、堂内は撮影禁止。外も雨で、撮ることができずに帰ってきました。

期間中、もう一度ライトアップされた根本中堂の撮影に伺いたいと思っています。

| 湯の香 松の湯 | 21:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
山寺ライトアップ
今年も「山寺ライトアップ」が始まりました。
この事業は、山寺観光協会が、日中だけでなく夜の山寺も楽しんでもらおうと毎年行っているもの。
今日の山形新聞の朝刊に、オープン初日の記事が載っていました。



天童温泉でも、旅館にお泊りのお客様を対象に、山寺までバスを運行しています。

山寺の根本中堂で住職の話を聞き、夕闇の中に映し出された幻想的な五大堂と開山堂の夜景を見学できます。
日中の賑やかな山寺とは全く違う趣で、橋の上や商店街に灯されたろうそくの光を眺めながらの夕涼み・・・。

期間は、7月26日〜8月24日。時間は、夕食後19:30〜21:00のチャーターバス。旅館までバスが迎えに来てくれます。お一人様500円の格安料金。

例年、参加されたお客様からは、「よかった」との感想をたくさんいただいております。
当日、各旅館のフロントに18:00までお申込みください。

| 湯の香 松の湯 | 12:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
アマランサス
親戚の農家から「こんなものを作ったけど・・・」との相談を受けました。小生にとっては、はじめて耳にする「アマランサス」。

日本では、葉のアマランサスはまだあまり馴染みがありませんが、最近では、デパート、スーパー、健康食品の店などで見かけるようになってきたそうです。



早速朝市に出品することにしました。
先週日曜日の朝市が初売りです。お客様に試食をしてもらったところ、くせのない味で評判も上々です。
おかげさまで完売しました。



東京ガスのHP「食の生活110番Q&A」を見ると、アマランサスのことがわかりやすく説明されていました。

実を食べるものと、野菜として葉を食べるものの2種類があるそうです。葉も実も驚異的ともいえる栄養価値がある作物。

利用法としては、おひたし・サラダ・天ぷら・炒めもの・スープの実などなんでも・・・。

特にカルシウムや鉄分が、他の野菜と比べて格段に多いようです。骨祖しょう症の予防や貧血の方にはおすすめです。

| 湯の香 松の湯 | 19:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
山形合戦
2009年、NHK大河ドラマ「天地人」の放映決定の影響で、いま書店では、直江兼続の出版物が相当売れている模様です。

「あれから400年 旅人よゆきて伝えよ・・・」
この本は、山形市の鈴木和吉氏が発行したもので、「山形合戦」400年を記念して出版されたもの。平成2年が初版です。



この本、実は家の本棚に眠っていました。これはいまどきの本と、手に取りパラパラページをめくっていくと、ついつい引き込まれていきます。なかなか読みごたえのある内容。

「山形合戦」は、山形城主 最上義光(もがみよしあき)と上杉の知将 直江兼続(なおえかねつぐ)との、関ヶ原の代理戦争といわれた熾烈な戦い。
最上が東軍(徳川方)、上杉が西軍(石田三成方)です。



迎え撃つ最上軍が8500、攻める上杉軍は将兵30000の軍隊。三方面から山形へ・・・。
当時、最上が24万石に対して上杉は120万石。格段の差です。



伊達政宗が最上へ援軍を送ったことと、関ヶ原の戦いで東軍(徳川方)が勝利したことにより、旗色が悪くなった上杉軍が撤退し、結果として最上軍の勝利に終わりました。

今度のドラマは、直江兼続(イケメン・妻夫木聡)が主人公なので、おそらく最上義光は悪役のイメージなのでしょうか。まだ配役が決まっていない様子・・・。

かつての大河ドラマ「独眼竜政宗」の時にも、「粗野で残忍な最上義光」という印象を視聴者に植え付けてしまったようです。

鈴木氏が記したこの本では、義光に対する「偏った人物評価」に疑問を投げかけています。「最上義光歴史館」の公式HPでも同様の見解が示されています。
小生も同感です。

これをきっかけに、身近な最上義光とゆかりのあるスポットをご紹介すべく、只今準備中です。
| 湯の香 松の湯 | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
「日々草」花の植え替え 
天童温泉では、7年前から花いっぱい運動をすすめています。
小生がその推進委員会の事務局なのですが、県道のロータリー花壇の管理をはじめ、各旅館や商店にも呼びかけて統一した花を斡旋しています。



年2回の植え替えですが、春はパンジーを、夏から秋にかけて日々草をそれぞれ共同購入して、各旅館の玄関前や温泉街の沿道を飾っています。

花屋さんから、注文した「日々草」がトラックで届きました。



各旅館・温泉組合の皆さんの労力奉仕で、トラックに乗り込み、温泉街の各事業所に配達作業。

新しくできた、天童温泉の足湯にも飾って・・・。



当館では、プランター30鉢を用意し、これから苗を自分で植えていきます。
土づくりをしてこの日を待っていました。

| 湯の香 松の湯 | 18:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
大河ドラマ「天地人」
NHK大河ドラマ「天地人」が、来年放映されることが決定しました。
主人公は、上杉の戦国武将 直江兼続(なおえかねつぐ)。今から400年以上前の話になります。



当時、豊臣秀吉が政権を握っていた頃、上杉景勝は会津120万石。徳川家康と対抗する立場に位置づけられていたといわれています。

上杉氏家臣団を統率する役割を担ったのが、直江兼続です。豊臣秀吉の信頼も厚かったといいます。

天下分け目の「関ヶ原の合戦」での西軍の敗北で、上杉景勝は敗者となって、米沢30万石へ減封されました。会津から米沢へ移転し、兼続は城下町建設に中心的役割を果たしました。



石高を4分の1に減らされたうえ、数千人とも言われる上杉家臣を養わなければならず、米沢の城下町整備は大変な難事業だったことが想像できます。

兼続のもとでつくられた町が、現在の米沢の骨格をなしていると言われています。
ここが上杉博物館のある「伝国の杜」。来年は、「天地人博」も開催される予定です。



初代米沢藩主となった上杉景勝に仕え、越後から会津を経て米沢へと移っていくなかで、直江兼続を主人公とするドラマ「天地人」では、どのように物語の展開がなされるのか、そして山形や米沢がどのように描かれるのか今から楽しみです。

※米沢市上杉博物館の、「直江兼続の生涯 解説シート」を参考にさせていただきました。「天地人博」の折には、また伺いたいと思います。

| 湯の香 松の湯 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
直江兼続のこと
会議出席のために一路米沢へ・・・。当館から車で国道13号線を南下、1時間30分で到着です。
会場は、松ヶ岬公園内の「伝国の杜」。ここは、博物館と文化ホールが合体した施設で、能舞台もあります。

会議が終了して時間に余裕があったので、お隣の上杉神社を参拝してきました。



橋の上から、お堀の鯉に餌を与えている人がいました。バシャバシャ音をたてて、寄ってきます。
米沢は、上杉の城下町。米沢からイメージするものは、「米沢牛」「米織」「上杉鷹山」。

来年のNHK大河ドラマは、「天地人」に決定しました。主人公は、上杉の戦国武将「直江兼続」(なおえかねつぐ)です。
正直、山形県内でも米沢市外の人は、彼の名を知っている人はあまりいないのでは・・・。

米沢市を中心とする山形県の南部、置賜地方の人たちは慶祝ムード。まちのあちこちに、「天地人」ののぼり旗が立っています。



来年は観光のお客様が倍増するでしょう。神社の前の狛犬も誇らしげ・・・。



でも、この大河ドラマの放映を、一時のブームに終わらせないで、いつまでも「直江兼続」の名とともに、彼の功績と生き様を後世に伝えていきたいものです。

それが風格ある町の顔と、市民のプライドを作るのだと思います。
| 湯の香 松の湯 | 06:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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